ワールドカップ、五輪に中信工藝あり

2017年2月27日




 1976年、高品質のピンバッジ、キーチェーンのプロ集団として中信工藝は創業。世界各国の同業ライバルが一度経験できるかどうかの栄誉を幾度も経験している台湾企業だ。

 World Cup USA 94、World Cup France 98、1996年アトランタ夏季五輪、2002年ソルトレイクシティ―冬季五輪、FIFA、2008年北京オリンピック招致活動用などの世界的スポーツイベントに同社のピンバッジが採用され続けている。また、同社はディズニーの検証合格工場にも認定され、スポーツ業界以外にも幅広く支持を受けている。

 今回の東京インターナショナル・ギフト・ショーを含め日本の展示会への出展は20回以上。「日本の顧客はすべて展示会で開拓している。」と語る同社の郭氏に中信工藝の強みを聞いてみた。
 





 デザイン、製品設計から製造、発送までをワンストップで対応。工場スタッフは東莞に200名、成都に300名。台北本社には製品コンサルティング専門スタッフ25名が勤務。仕事の流れは、クライアントの要望を丁寧に聞き取ることから始まり、製品内容決定後、わずか24時間でクライアントにデザイン提案。確定デザインを設計図面化し、製造ラインに載せる。(クライアント持ち込みのデザイン、図面にも対応)

 日本市場への取組みに関しては、「台北に日本語対応が可能なスタッフが2名勤務しており、メールでの対応も問題はありません。日本への納品は主に航空便対応なので、小ロット、短納期対応も可能です。」と郭氏。

 ‛高品質とクライアントリクエストへの丁寧な対応’という時間を要する性質のものと、‛製品化までのスピード対応’という相反する性質のものを見事に共存させている。

 出展ブースにおいても必要以外のものはきっちり整理されており、商談しやすい環境が整えられていた。「日本の顧客はすべて展示会で開拓している。」との意味が理解できるブースだった。

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※ 記事内容は、取材時のものです
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